コラム

column

2021.11.02

金沢の冬の風物詩

「かぶら寿しはまだかしら?」

その名前を聞く機会が少しずつ増え、冬の足音が近づいてきた感じがしてきましたね。

地元の人達に親しまれているそれは金沢の冬の風物詩なお漬物。

そんなかぶら寿しにかかせないかぶらのお話をしようと思います。

 

どんなもの?

十字屋でかぶら寿しに使用するかぶらは水分を多く含んだ柔らかい白かぶら。

柔らかいと言ってもかぶら寿しにできるくらいの硬さはあるので歯ごたえを楽しむこともできます。

今回お邪魔した城端の前田さんは有機栽培でかぶらの生産を約30年ほどしてらっしゃいます。

国際酵母などのこだわった有機肥料を使用し、有機肥料でしか出せないかぶら本来の甘みと旨味、みずみずしさがありしっかりとした大きさがあります。

採れたてを生で頂いたのですが、とても美味しかったです。

生で食べる以外にもかぶらを食べやすい大きさに切って袋に入れ、塩を適量加えて軽くもんでも美味しいとのこと。

 

いつ作るの?

種をまくのは8月下旬から9月上旬にかけて。

かぶら寿し用のかぶらになるには収穫まで60日もかかるそう。

かぶら寿しの最盛期に合わせるにはお盆明けのまだ猛暑のころに種まきを始めるそうなのですが、近年は猛暑の日が続き高温障害の被害を被る可能性が高く毎年の出来を心配なさっています。

かぶらは植えたら一発勝負で、天候に左右されるうえに収穫するまで出来が分からないそうですが、今年はいいかぶらが出来たとほっとされていました。

収穫したものの2割が駄目だとその畑で収穫できるもの全てが使えないそうです。

 

こちらが作って下さっている畑。かぶらが立派に育っています。

こだわりを持って

かぶら寿しを作るにあたって十字屋は味と品質に強いこだわりがあり、生産者さんに対する要求は自然と高いものになっています。

それを汲んで前田さんはかぶら寿しを召し上がるお客様の元へ美味しいかぶらをと思い責任をもってと毎年とても良いかぶらを提供して下さっています。

 

もうそろそろ皆様の食卓へ

前田さん達の優しさと真心のこもった美味しいかぶらが収穫され十字屋に届きました。

ただいま本社工場にて漬け込みなどの作業をしております。

もう少々お時間をいただきますが、発売までお待ちいただけましたら幸いです。

 

美味しいかぶらを提供して下さっている前田さん達。柔らかい笑顔と優しい心遣いをして下さる素敵な方達でした。